大仏様の取材を終えて……


大仏(高徳院)から深沢の方へ行くと大仏坂トンネルが見えてきます。その手前に「mokiChi」というレストランがあります。人里離れた、静かなレストラン……。


レストラン? 「いつもは町中華なのに?」とお思いでしょうね。


このお店、昔は神奈川県鎌倉加圧ポンプ所という煉瓦造りの建物で、体育館として使われていた時期もあったんですが、茅ヶ崎の蔵元、熊澤酒造が改装してイタリアン&フレンチのレストランにしたんです。茅ヶ崎の熊澤酒造の酒蔵に隣接した「mokiChi」には時々伺っていたのですが、鎌倉に支店を出したというので来てみました。


レトロな雰囲気を残したままモダンに改装……。なかなかお洒落。
どうです? いつもと違うでしょ。(いつも」はコチラ


あれ? 「いつものビンビールじゃないの?」とお思いでしょ。
違うんですよ、今日の取材は「連れ」がいたんでね。その連れが、「え”~! 町中華ぁ~?」な~んて言うもんだから。「連れ」ってのはカミさんなんですがね。カミさんはピルスナー。私はアルトっていう、少し濃いやつ。ま、キリンラガーよりも濃いね。濃いビール好きなんでね、私。
「湘南ビール」はご存知ですか? 湘南ビールは熊澤酒造が造ってるんですよ。地ビールだったら私は「鎌倉ビール」のファンなんですが、湘南ビールもいいよね。烏帽子岩のロゴがイイ!


生野菜もね、キャベツのぶった切りに味噌つけてパリパリかじるようなヤツじゃなくて、店の裏庭にハーブ園があって採りたての新鮮さ。モキチサラダってやつなんですがね、クリーミーなドレッシングの下にラタトゥイユが隠れてる。シンプルなグリーンサラダと見せかけておいて、おっ、と意外な味に驚かされる。フム。なかなか、ウマ……。


で、ビールだったら、やっぱソーセージじゃない、ってんで、ソーセージとベーコンの盛り合わせ。イタリアン&フレンチながら、これだけドイツ、ミュンヘン風か? ベーコンも厚切りで、ふつうは鉄板で炒めたりするけど、これは炭火の網焼きで、焼けたとこがじつに芳ばしい! ソーセージもスモーキーで塩気とスパイスが効いていて、やっぱ濃いビールに合うね。アルトで正解!
刺身のツマみたいに、そっと控えめに寄り添ってるザワークラウトが、「どうもキャベツと違うな」と思ってお店の方に聞いたら「青パパイヤを使ってます」とのこと。やっぱね。そうじゃないかと思ったんですよ。タイでそんなのあったからね。ウン。あ、でもウマッ。熟成された酸味と「何やコレ?」と思わせる変わった風味の香辛料がイイ。クミンかな?


トマトとアンチョビーのピザの横にあるグラス。白ワインだと思うでしょ。違うの。これがね、Sake(日本酒)なんですよ。だって熊澤酒造ですよ。だったらお酒でしょう、ってことで熊澤酒造の誇る純米大吟醸「雨過天青」をチョイス。ホント言うとね、私、大吟醸ってのはフルーティー過ぎて、あんまし好みじゃないんだけど、今日はやっぱ熊澤酒造のトップバッター、いやスラッガー「雨過天青」!ってことにしたんですよ。「雨過天青」という言葉には、私、特別な想いがありましてね……。と、ここで、その話をヤリだすと、ちょっと長くなってうんちく臭くなるんでね、ここは別ページに飛ばして……、と。➡ 雨過天青について
まあ、いつもみたいに「生中? ざけんじゃねえよ~!」なんてノリで飲るのが、私のスタイルなんですが、こんなんも、たまにはいいかな? って思っちゃいました。
おしまい。

     ■ラフカディオ・ハーンの見た鎌倉(6)― 大仏(高徳院) ―もどる

  1. 1.鎌倉のこと

    稲村ケ崎(2) -謎の洞窟-
  2. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
  3. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  4. 1.鎌倉のこと

    鎌倉の切通しシリーズ総集編
  5. 5.著作のこと

    森園知生の著作一覧
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