私の散歩道(後半)

さて、後半は海の散歩となります。


坂の途中に鎌倉プリンスホテルがあります。


この鎌倉プリンスは、渡辺淳一の小説『失楽園』の舞台となりました。
なにやら不倫の匂いが……と思いきや、なかなか綺麗なホテルなんですよ。


はい。海が見えてきました。
サーファーならば、この辺りから波の状態が気になりだすところ。


県立七里が浜高校。教室は全室オーシャンフロントなので生徒は授業に身が入らないそうです。

私の息子は、この高校だったのですが、我が家から歩いて6分(七里ヶ浜駅に面した裏門まで)。小学校は、歩いて3分の七里ヶ浜小学校。いいんだか悪いんだか……。


海沿いに江ノ電と134号線が走ってます。


この地下道は江ノ電の線路と134号線の下を潜って、海へ出るルート。


この地下道は、映画『稲村ジェーン』で、サトル(尾美としのり)が、波子(清水美砂)に壁ドンして、頬っぺたひっぱたかれるシーンを撮った場所です。


地下道を抜けると……、お、波子?


地下道を出ると七里ヶ浜海岸駐車場で、ハワイアン・ローカルフードのPacific DRIVE-IN(パシフィック ドライブ イン)があります。上空はハンバーガーを狙うトンビが群れて輪を描いているので注意。


東に見えるのは逗子、葉山の海岸。この日は、夕方の月が出ていました。


西は、夕日に暮れる江ノ島。

※9/9追記
『金星が見える時』の表紙写真は3日通って撮りました。
雲の状態が、なかなかしっくりこなくてね~。
でも、なんとか恰好ついたかな?

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この時間、夕日を見に来る人が、けっこういます。だいたいアベックだけど。


七里は、この時間がいいんだよね。
夕日に照らされながらのサーフィンは本当に至福の時間だった……。
もう10年以上、海に入ってないけど……。


かつて、ここにはロアっていういい店があったんです。
最近、こんな店ができてました。まだ入ったことないけど……。
(かつてあったロアコチラ


こちらは珊瑚礁のモアナマカイ店。
珊瑚礁というと、こちらの海沿いの店を思い浮かべる人が多いようですが、こちらは支店。


珊瑚礁の駐車場から。
夕方の月も、またいいもんだな……。


珊瑚礁の隣に建つパブロバ記念館。
日本にバレエを根付かせたエリアナ・パヴロバ(白系ロシア人)の住居兼バレエ教室のあったところで、「日本のバレエ発祥の地」と言われてます。


イタリアンレストランのアマルフィ。この裏の崖地にデ・ラセーラという姉妹店があって、そこからの眺めが最高。そっちの方がイタリアの「アマルフィ」に似てます。


最近できたトライアングル(複数のレストランが雑居してる)。
テラスが船の舳のようになってるので、映画『タイタニック』の真似をするバカップルが出そう(まだ見たことないが……)。
この鋭角のテラスを右折して海岸通りから江ノ電沿いの裏通りに入るのが私の散歩コース。


トライアングルを右折して江ノ電沿線の道へ。(進行方向からふり返って撮った)


上の写真とほぼ同時に撮ったのですが、スマホの自動露出で明暗が変化しています。


こんなふうに江ノ電が、すぐ脇を通過してゆき、このすぐ先に七里ヶ浜駅があります。


「踏切」というより「線路」を渡ります。


細い階段の道を上がってゆきます。


この家は見晴らしがいいだろうな、などと住宅見物しながら歩くのが楽しいです。


上がりきったところでふり返ると、海と月が見えました。
左遠方の建物はプリンスホテル。手前は七里が浜高校です。


前方の山裾にに霊光寺と雨乞いの池があります。
ここは日蓮宗の霊跡で。日蓮上人が雨乞いをした場所と云われてます。
右へ曲がって我が家へ。


ここを左折すると我が家に到着です。
出発から1時間10分。「広町の森」に入らず、森山に沿った「山の辺の道」を行けば1時間で帰って来れます。
スマホの万歩計では約6600歩ですが、山を登って海へ下り、また登るので高低差が大きい。執筆で鈍った私の体には、じつに良い運動ですが、今の季節だと汗だく。帰ってすぐに風呂。あがって即ビール。「グァハー! 生きてて良かった~!!!」。

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  1. 5.著作のこと

    森園知生の著作ご紹介
  2. 1.鎌倉のこと

    中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました! ―『春を忘るな』の周辺(7)…
  3. 1.鎌倉のこと

    稲村ケ崎(2) -謎の洞窟-
  4. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
  5. 5.著作のこと

    ラフカディオ・ハーンの見た鎌倉・江ノ島(総集編)
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