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オリンポスの陰翳 ――江ノ島東浦物語――

小説『オリンポスの陰翳』ご紹介

■湘南を舞台にオリンピックの光と影を描く 

 1964年の東京オリンピックは古き物を打ち壊し、新たな時代を生み出した。だが、その影で棲み処を失い、故郷を追われた人々がいた。そして彼らの子は東京2020オリンピックとどう向き合うのか?

<あらすじ>

 1964年の東京オリンピックで江ノ島の東浦はヨット競技場となり、豊かな漁場が失われた。漁師の家に育った源蔵は島を出て横須賀、相模原の米軍基地を渡り歩き、やがてベトナム戦争の泥沼に足を踏み入れる。幼なじみの恵子も島を出て学生生活を送るうちに、反戦運動、学生運動に関わって傷つく。故郷を失った源蔵と恵子は暗く長い道を辿った末に、江ノ島を望む漁師町で再会する。光り輝く平和の祭典も二人にとっては暗い過去でしかない。しかし2020年、オリンピックのヨット競技が再び江ノ島で行われることになり、二人の息子の大輔は両親の心の翳を知りながらも、その祭典に光を見いだそうとする。

関連記事:「江ノ島ヨットハーバーの今昔」

■販売情報

2020年6月1日 出版(ISBNコード:978-4-434-27463-3)

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