5.著作のこと

短編小説『海底の青磁』公開のお報せ

サーフィンと考古学の出会い?

いったい何のこと? とお思いでしょうね。じつは、鎌倉のあるサーフスポットでチューブライドしていた青年ワイプアウトして波に巻かれたとき、ウェットスーツの中に青磁の欠片(かけら)が入っていたのです。それをペンダントにして首に下げていたのを、若い女性考古学者が見つけたことから物語が始まります。

   
      

鎌倉の和賀江島ではときどき青磁の欠片が見つかる

材木座海岸の逗子よりには、現存する日本最古の港湾遺跡、和賀江島があります。鎌倉時代に築港され、宋から来た船には青磁の器などが積まれていたことが、辺りから見つかる青磁片で推定できます。

和賀江島で見つかった青磁片

詳しいことはコチラ中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました!

青磁のペンダントが何を意味するのか?

若い女性考古学者は青年のペンダントを見て、おそらく和賀江島で拾った青磁片だろうと思いました。しかし、そうではなかったのです。それは考古学者としてはとても興味深いことでした。
そして女性考古学者は、知られたくない秘密と心の傷を負って生きていたのです。

ここから先は『海底の青磁』(前編)をご覧ください

『海底の青磁』(後編)も公開してます

提供は「森園知生の小説工房

ピックアップ記事

  1. 【連載小説】『春を忘るな』まえがき
  2. 竜の棲む岬
  3. 森園知生の著作一覧
  4. 【連載小説】『かつて、そこには竜がいた』全話
  5. オリンポスの陰翳 ――江ノ島東浦物語――

関連記事

  1. 5.著作のこと

    『オリンポスの陰翳』書評・マスコミ紹介

    タウンニュース湘南百撰夕刊フジ神奈川新聞…

  2. 5.著作のこと

    夕刊フジで書籍紹介いただきました

    2020年7月8日発行の夕刊フジで『オリンポスの陰翳』の紹介記事を掲…

  3. 5.著作のこと

    『オリンポスの陰翳』と『須弥山登山隊』

     小説『オリンポスの陰翳』は1964年の東京オリンピックの負(翳)を…

  4. 5.著作のこと

    殉教の旅(4)― 長崎・五島(その3) ―

    三島縦断クルーズ久賀島、奈留島、若松島については、交通手段な…

  5. 5.著作のこと

    オリンポスの陰翳 ――江ノ島東浦物語――

    小説『オリンポスの陰翳』ご紹介■湘南を舞台にオリンピックの光…

  6. 5.著作のこと

    ラフカディオ・ハーンは、なぜ日本人、小泉八雲になったのか?

    ラフカディオ・ハーンが日本に骨を埋めることになった訳■『ラフ…

  1. 1.鎌倉のこと

    稲村ケ崎(2) -謎の洞窟-
  2. 5.著作のこと

    ラフカディオ・ハーンの見た鎌倉・江ノ島(総集編)
  3. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  4. 1.鎌倉のこと

    鎌倉の切通しシリーズ総集編
  5. 1.鎌倉のこと

    中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました! ―『春を忘るな』の周辺(7)…
PAGE TOP