校正作業もほぼ終わりに近づき、表紙デザイン、帯のコピー検討のため、城ヶ島さんご荘にて編集合宿を行いました。
編集風景。正面は湘南社社長兼編集長兼装丁担当の田中氏。
背中は湘南社社友の山野氏。
表紙デザインは六つの候補案の中から三案が残りました。(冒頭の写真)
酒を飲みながら喧々諤々の議論、と言いたいところですが、まず候補案を壁際の畳にずらりと並べ、それを見て議論し合うのではなく、最終校正や帯の文言を検討しながら、時々、横目で表紙候補案をチラリと見るのです。(デザイナーの佐藤 可士和さんが、こんなやり方をしているのをテレビで見、やってみました)
最初から比較の議論に入ると、それぞれの先入観を押し通す議論になってしまいます。実験的にやってみましたが、このやり方は良かったと思っています。
翌朝、布団から出るころには三人の意見はほぼまとまり、最終案はすんなりと決まりましたが、どれになったかは乞うご期待です。
(「オリンポスの陰翳」の「陰翳」が、装丁ミスで「陰鬱」になっているところはご愛嬌です)
「オリンポスの陰翳」ご紹介