2021年夏に東京五輪・パラリンピックが延期され、セーリング会場の江ノ島ヨットハーバーでは、すでに移動させた個人所有ヨットの係留場所が問題化しているらしい。係留していた約700艇の小型ヨットとクルーザーの9割を別の場所に移動させたが、五輪延期が決まったことで、複数の所有者から「江ノ島に戻したい」との声が上がっている。だが、2020年に大会があることを前提にヨットの移動と保管経費は約11億円と見込まれていた。ヨットを戻すにしても、このまま別の場所に置くにしても、費用はさらにかかるという。(時事ドットコムニュース)
たしかに大変なことになった、とは思う。だが、そもそも江ノ島にヨットハーバーを建設したときのことを考えて欲しい。➡「江ノ島ヨットハーバーの今昔」
たしかに11億円+?は大きな出費ではある。しかし1964年大会の時、金銭では測りきれない大きな犠牲を払って造ったヨットハーバーならば、万難を排して大会を成功させて欲しい。
この小説は、そんな想いを込めて書きました。➡小説『オリンポスの陰翳』のご紹介
1964年東京オリンピックのときヨット競技会場に設置された聖火台