1.鎌倉のこと

我が家のビワの木

30数年前だったと思う。
もう誰だか忘れてしまったが、ビワを送ってもらったことがある。


こんな感じだったと思う。(写真はイメージです)


食べたら、種が出てきた。(写真はイメージです)
庭に埋めてみた。


猿カニ合戦』のカニのように、毎日水をやった。

そうしたら芽が出てきた。

こんな感じ(写真はイメージです)

その後はほったらかしだったのだが……。
30数年経って……。

大きな木になった。(写真は今年の我が家の庭)
10年経ったころから実が生り始め、多いときには大きなポリバケツ2杯くらいの収穫があった。
その後は豊作の年と、ほとんど実が生らない年を繰り返しながら……。
今年は実が生った


青いな。まだ熟してないな。などと思いながら、楽しみにしていた。


ようやく熟してきた
……と思っていたら……


リスが現れた
特別珍しいことではない。我が家の庭ではよく見かけることがあった。
だが……。


ヤツが狙っていたのは……。


あ、食ってる!


猿カニ合戦』ののように、我が物顔で食ってるではないか!
俺はカニか?!

だが、リスと違って憎めない顔をしている。

ほらね。
そして毎日やってくるようになった。
俺は決めた。今年は全部リスにくれてやる!
ここいらのリスには餌をやってはいけないことになっている。我が家もそれを頑なに守ってきた。
だが、木に生った実をあさりに来るのを見て見ぬふりをしても、お咎めにはならないだろう。

ということで、我が家用には一房だけ確保した。
今年はコレだけ……。

おわり

提供は「森園知生の小説工房」でした。

ピックアップ記事

  1. ショートショート『渚にて』
  2. 【連載小説】『俥曳き俊輔の逡巡』(全話)
  3. 【連載小説】『かつて、そこには竜がいた』全話
  4. 竜の棲む岬
  5. ひぐらしの啼く時

関連記事

  1. 1.鎌倉のこと

    切通し(2)の2 ―極楽寺坂とラフカディオ・ハーン―

    あの小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが極楽寺坂を訪れていた?…

  2. 1.鎌倉のこと

    切通し(7)―名越(その1)―

    鎌倉と三浦をつなぐ道「名越」 おまたせしました。いよいよ「切…

  3. 1.鎌倉のこと

    『ひぐらしの啼く時』の舞台(1)― 江ノ電鎌倉駅 ―

    江ノ電鎌倉駅ホームタウンへの玄関口 東京の勤め先から…

  4. 1.鎌倉のこと

    鎌倉で60年に一度行われる洪鐘祭とは?

    そもそも洪鐘祭とは?鎌倉、円覚寺の鐘楼の梵鐘は「洪鐘…

  5. 1.鎌倉のこと

    『俥曳き俊輔の逡巡』連載開始にあたって

    人力車の俥夫さんを主人公に据えた短編小説■鎌倉の風景に溶け込…

  6. 1.鎌倉のこと

    切通し(6)―亀ヶ谷坂―

    「亀ヶ谷」という名の由来に想いを馳せながら歩いてみました亀ヶ…

  1. 1.鎌倉のこと

    鎌倉の切通しシリーズ総集編
  2. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
  3. 1.鎌倉のこと

    稲村ケ崎(2) -謎の洞窟-
  4. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  5. 5.著作のこと

    森園知生の著作一覧
PAGE TOP