5.著作のこと

「蓮池」に行ってきました

2024年7月2日午前

以前、短編小説『蓮池を書いたときは何度か通いましたが、久しぶりに訪れてみました。

第一蓮池

第一蓮池の白い花は「舞妃蓮(まいひれん)」という品種だそうです。
源平池なら源氏池。

おお、妃たちが踊ってる!


やはり今の時期は水量も多くなって「池」らしいですね。


水面に浮いている葉は睡蓮ですかね?


微かにピンク色がかってるところが綺麗ですね。大きくなると直径30㎝くらいになるそうですよ。




見てると、うっとりしてしまいます。
ちなみに『妙法蓮華経』のサンスクリット語はサッダルマ・プンダリーカ・スートラで「プンダリーカ」は白蓮華。舞妃蓮は白蓮華(プンダリーカ)なのだろうか? などと……。




花の付け根の種ができるところを「花托(かたく)」と言うらしいですが、蓮の場合、古来から「はちす」と言うんだそうです。ハチの巣みたいですもんね。
あ、赤トンボ。見えます?

第二蓮池

第二蓮池の濃いピンク色の花は「誠蓮(まことはす)」という品種だそうです。
源平池なら平家池。
レンコンとして食べるのは、この誠蓮の方だそうです。


カルガモがすいすい泳いでました。


まだ蕾もありますね。







あの林の中が小説『蓮池で、幼い二人がままごと遊びしていたところです。



あ、亀が……。見えます?


カルガモで~す。



生き物たちが、あるがままに、静かに息づいている……。
じつに「蓮池」は癒される場です。
ここが埋め立てられなくて、本当に良かった……。

ところで、この鵠沼の「蓮池」の心象風景から生まれた短編小説『蓮池もよろしくお願いいたします。

提供は「森園知生の小説工房」でした。

ピックアップ記事

  1. 竜の棲む岬
  2. ショートショート『渚にて』
  3. 【連載小説】『かつて、そこには竜がいた』全話
  4. 森園知生の著作一覧
  5. オリンポスの陰翳 ――江ノ島東浦物語――

関連記事

  1. 5.著作のこと

    2022年終戦の日

    2022年終戦の日に想ったこと今年もまた終戦の日がやってきた…

  2. 5.著作のこと

    ラフカディオの旅(3)― 仏領西インドの二年間 ―

    西インド諸島への旅クレオールを求めてラフカディオ・ハ…

  3. 5.著作のこと

    蓮池(2)― 青春の蹉跌 ―

    第一話のあらすじ坂本浩一は、一粒の蓮の種を窓から投げ捨てた。それは幼…

  4. 5.著作のこと

    『金星が見える時』「まえがき」に代えて(2)

    ※『金星が見える時』「まえがき」に代えて(1)はコチラエネル…

  5. 5.著作のこと

    短編小説『海底の青磁』公開のお報せ

    サーフィンと考古学の出会い?いったい何のこと? とお思いでし…

  6. 5.著作のこと

    海底の青磁(公開のお報せ)

    舞台は鎌倉稲村ヶ崎サーファーと考古学者の出会い …

  1. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  2. 1.鎌倉のこと

    鎌倉の切通しシリーズ総集編
  3. 1.鎌倉のこと

    源実朝の謎(1) これが実朝の墓?
  4. 1.鎌倉のこと

    中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました! ―『春を忘るな』の周辺(7)…
  5. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
PAGE TOP