長崎・五島の旅(7)縦断クルーズ2

五輪地区

地図

マイクロバスにて、TVの「ポツンと一軒家」に出てくるような、地元民でないと絶対にすれ違い不可能な山路を往くも、ついに自動車では入れない地点に到達。ここからは山路を歩かねばならない。(上絵図右下進入禁止マークの場所)


ガイドさんを先頭に、密林のような山路へ入る。


山路にはイノシシの足跡が……。


奈留(なる)瀬戸五輪地区が見えてきた。


なんと、あの五輪真弓さんのルーツは、この五輪地区で、ここに御親戚の家があったらしい。(ガイドさん言) 五右衛門風呂の残骸があった。


遠方に五輪教会が見え始める。


さあ、あと少し。


ここも、入り江(浦)の美しい風景の中に素朴な教会がたたずむ。左が旧五輪教会。右が(新)五輪教会。


険しい山を背景に、奈留(なる)瀬戸に面した小さな漁港のわずかな土地に、新旧の五輪教会が並んで建っている。こちらは(新)五輪教会。


集落の猫が出迎えてくれる。人懐こい猫たちがすり寄ってくる。



旧五輪教会
旧五輪教会堂は、浜脇教会の建て替えを機に、五輪地区に譲り受けたものです。
1881年(明治14年)に浜脇教会として久賀島の浜脇に建てられたものが、1931年(昭和6年)に現在地に移築されました。旧五輪教会堂は以後約50年間、五輪地区と蕨小島の信徒たちの信仰のよりどころでしたが、老朽化のため1985年(昭和60年)、すぐそばに五輪教会が新築され、教会の役目を終えました。
この時点で解体の話が持ちあがりましたが“貴重な文化財として、価値ある建造物を守ろう”との関係者の熱意と地元信徒たちの協力によって解体の危機を乗り越え、当初の姿で保存されることになりました。建物は福江市(現五島市)に寄贈され、市の維持管理のもと、一般公開され現在にいたっています。
建物は創建時の形態をよく伝えていますが、移築の際には正面玄関が付加され、祭壇背後の下屋も拡張された形跡がみとめられます。木造瓦葺平屋建、窓がポインテッドアーチ型である点を除けば、外観は一見全くの和風建築です。内部は三廊式、板張りのリブ・ヴォールト天井による空間構成、ゴシック風祭壇など、本格的な教会建築様式となっています。当時の教会建築の様子を知るうえで、歴史的に貴重な建造物であり、1999年(平成11年)5月13日、国の重要文化財に指定されました。
(以上 五島市ホームページより)


この窓がポインテッドアーチ型か。

さて、次は堂内へ入ってみよう。

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