8月6日の日本経済新聞の一面に「営業・接客『脱対面』広がる」という記事が掲載されていました。「新型コロナウイルスの感染問題で人との接触を避ける動きが広がるなか、対面を前提としてきた販売や営業の遠隔実施に企業が取り組み始めた」とのことです。政府も推奨(指示?)し、多くの人がそれを受け入れていると思います。仕事の世界では、在宅勤務、テレワークがかなり一般化してきたとは思います。しかし「営業」となるとこれは難しい。「営業=人と会うこと」という概念が染みついていると思います。営業は人(顧客)と会ってなんぼ、夜討ち朝駆け、という言葉が古くなったとしても対面が基本であることは間違いないでしょう。しかし今、世界はこの状況です。対人接触を極力避けることが命を守ることなのです。では「営業」はどうしたらいいのか?
私は、今年の3月に現役を引退しました(定年退職後のシニアも退職)。そして、これまで書き続けてきた小説を出版しました(これについてはタウンニュースをご覧ください)。
でも本にして出版しただけで買っていただけるとは思っていません。それ以前に本屋さんに置いてもらうことすら簡単ではありません。そこが村上春樹さんや東野圭吾さんとは違うのです(たとえ内容が負けていなくても、です!)。どこの馬の骨ともわからぬ者が書いた本は、「本屋さんに置いてもらう」、「店頭で手に取ってもらう」ためには「営業」が必要なのです。(これを、私は「馬の骨」大作戦と名付けました)
本屋さんにも行きました。書店員さんに自分の本をアピールして置いていただかねばなりません。でもマスク越しにモゴモゴ言ってもなかなか伝わりません。マスクで表情が隠れているので印象も悪いです。書店員さんのほうも見ず知らずのマスクしたオッサンが近づいてくれば「寄るな!」と言いたくなるでしょう。
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そこで私も考えました。書店さん向けに以下のサイトを作りました。
おそらく書店さんを訪問してお話しするより多くの伝えたい情報が盛り込まれています。でも、これも作っただけでは何の意味もありません。書店さんに見ていただかなければいけません。これまでも企業やお店はホームページを作り、自社や製品の説明、アピールをしてきたでしょう。でも一番大事なのは、それをどう見ていただくか、だと思います。
私も今「書店様向け情報「オリンポスの陰翳」」をどうやって見ていただくかを考え、今、実験を始めたところですので、まだ成果は見えません。とりあえず、この記事をご覧になった方の中に書店さんとお知り合いの方がおられましたら転送、ご紹介をお願いします!(これが、この記事を書いたホンネです!)
※この記事を書いた後も創作、出版活動を続けています。宣伝で恐縮ですが、森園知生の著作ご紹介、創作への向き合い方のサイトを以下の通り立ち上げました。よろしお願い申し上げます。