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短編小説『海底の青磁』公開のお報せ

サーフィンと考古学の出会い?

いったい何のこと? とお思いでしょうね。じつは、鎌倉のあるサーフスポットでチューブライドしていた青年ワイプアウトして波に巻かれたとき、ウェットスーツの中に青磁の欠片(かけら)が入っていたのです。それをペンダントにして首に下げていたのを、若い女性考古学者が見つけたことから物語が始まります。

   
      

鎌倉の和賀江島ではときどき青磁の欠片が見つかる

材木座海岸の逗子よりには、現存する日本最古の港湾遺跡、和賀江島があります。鎌倉時代に築港され、宋から来た船には青磁の器などが積まれていたことが、辺りから見つかる青磁片で推定できます。

和賀江島で見つかった青磁片

詳しいことはコチラ中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました!

青磁のペンダントが何を意味するのか?

若い女性考古学者は青年のペンダントを見て、おそらく和賀江島で拾った青磁片だろうと思いました。しかし、そうではなかったのです。それは考古学者としてはとても興味深いことでした。
そして女性考古学者は、知られたくない秘密と心の傷を負って生きていたのです。

ここから先は『海底の青磁』(前編)をご覧ください

『海底の青磁』(後編)も公開してます

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