そう、なんてったってサザン!
湘南という言い方って、なんか抵抗あるんですよ。実際にそんな地名があるわけでもないですしね。でも逗子、葉山、鎌倉、藤沢、茅ヶ崎の海側一帯はなんか共通の文化というか雰囲気があって、その辺りをひと言で表現しようとしたら、やっぱり「湘南」しかないのかな、と思うわけです。そして湘南のミュージシャンといえば加山雄三さん、サザンオールスターズでしょう。とりわけ若い世代(???)はサザンじゃないですか?
ここで、ふと立ち止まって考えてみまするに、どうもこのブログ「鎌倉と江ノ島のはざまで」と、この「ウクレレのこと」のコンセプトというか雰囲気がマッチしてないんじゃない? というご指摘を受けそうですね。ブログのトップで「陽が翳り、少しじめっとした鎌倉や江ノ島のトワイライトゾーンをご紹介してゆきたい……」なんて言ったわりには、なんか軽いノリでジャンジャカやってますからね。ですので、少々こじつけですがサザンの中でも「じめっとした」というか「しっとり」というか哀愁をおびた曲をソロでやってみたいと思います。
■まずは、Ya Ya (あの時代を忘れない)
飲み明かしてた なつかしい時
秋が恋をせつなくすれば
ひとり身のキャンパス 涙のチャペル
ああもうあの頃のことは夢の中へ
知らぬ間に遠く years go by
これって俺の歌じゃん! て思ってしまうんですよ。
すいません。思い込みの激しい人間なんで……
でも、じつは私、桑田さんと同じ大学なんです。おそらく同級生くらいじゃないかな? だから、「飲み明かしてた なつかしい時」には、うん、よう飲んでたなァ。
「ひとり身のキャンパス 涙のチャペル」なんてフレーズ聞くと、あの頃のことが走馬灯のように浮かんできて、ウルルってなって……
……(しばし絶句)
……(さらに絶句)
■気を取り直して、『真夏の果実』
砂に書いた 名前消して
波はどこへ帰るのか
ああ、もう何も言わないほうがいいですね……