5.著作のこと

『オリンポスの陰翳』電子書籍化決定!

 新型コロナウイルス緊急事態による外出制限でご自宅に巣籠もりされている方が多いと思います。そんなこともあって電子書籍の需要が高まっているようです。紙の本には、手に取った時の感触、表紙デザインから受けるイマジネーション、既読部分を読み直したくなったときパラパラっとめくって、さっと戻れる、書き込みもできる等々、電子書籍にはない魅力があって『オリンポスの陰翳』も当初は紙本での出版しか考えておりませんでした。しかし、電子書籍ですと書店に出向かなくともネットで購入でき、瞬時に作品コンテンツが手元に届くという利点があります。(文字が拡大できるというのもシニアには嬉しい) じつは当ブログをご覧いただいている方からも「電子版は出ないの?」というご質問、ご要望が多く寄せられ、電子書籍も出版することに決定しました!(10日ほど前に決定)
 今朝、ネットのニュースを見ていたら「東野圭吾、電子書籍 特別解禁」という見出しが目に飛び込んできました。(https://books.bunshun.jp/articles/-/5434) 東野圭吾さんといえば超ベストセラーながら「自作本を電子化しない」作家として有名でした。理系出身の方ですので、技術的には、その気になれば違法コピーもできてしまうから、という理由だとお聞きしております。それでも、やはり今、外出制限で辛抱されている方たちへのエールの気持も込めて、電子化を決心されたようです。
 私は東野さんのニュースを見て決めたわけではありませんので、「東野よ、お前もか?」、じゃなくて(もとい!)「東野さん、あなたもですか?」という気持です。(それでもドヤ顏で)
 今のところ『オリンポスの陰翳』は、6月1日出版の予定で進んでおりますが、詳細は再度ご連絡します。
 それまでにコロナが沈静化し、自由に書店へ行けるようになっていることを切に願いながら、この記事を書いています。

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