5.著作のこと

『オリンポスの陰翳』ご紹介

■あらすじ

 1964年の東京オリンピックで江ノ島の東浦はヨット競技会場となり、豊かな漁場は失われた。漁師一家に育った源蔵は島を出て横須賀、相模原の米軍基地を渡り歩き、やがてベトナム戦争に巻き込まれてゆく。同郷の恵子も島を出て学生生活を送る中、反戦運動、学生運動に関わって傷つく。故郷を失った二人は暗く長い旅路の果てに江ノ島を望む漁師町で再会し結ばれる。光り輝く平和の祭典も夫婦にとっては暗い過去の因縁でしかない。しかし東京2020で、オリンピック競技が再び江ノ島で行われることになり、息子の大輔は両親の心の翳を知りながらも、その祭典に光を見いだそうとする。



オリンポスの陰翳

■物語の舞台と背景

「江ノ島ヨットハーバーの今昔」をご覧ください。

■メディアでの紹介事例
 ・神奈川新聞
 ・夕刊フジ
 ・タウンニュース
 ・湘南百撰
 ・かまくら春秋

国立国会図書館コチラ

ピックアップ記事

  1. ショートショート『渚にて』
  2. 【連載小説】『春を忘るな』まえがき
  3. 江ノ電鎌倉発0番線
  4. 森園知生の著作一覧
  5. 竜の棲む岬

関連記事

  1. 5.著作のこと

    【連載小説】春を忘るな(14)

    この記事は前回からの続きです。■これまでの全文はコチラ。■前…

  2. 5.著作のこと

    ラフカディオ・ハーンは、なぜ日本人、小泉八雲になったのか?

    ラフカディオ・ハーンが日本に骨を埋めることになった訳■『ラフ…

  3. 5.著作のこと

    小説『ひぐらしの啼く時』ご紹介

    『ひぐらしの啼く時』の「まえがき」に代えて「ご紹介」とは題し…

  4. 5.著作のこと

    海底の青磁(前編)

    「白砂青松って言うけど、鎌倉の砂浜って黒っぽいじゃないですか」 そう…

  5. 5.著作のこと

    東京2020に想うこと

     新型コロナウイルス蔓延によって東京2020が延期されました。中止の…

  6. 5.著作のこと

    「蓮池」に行ってきました

    2024年7月2日午前以前、短編小説『蓮池』を書いたときは何…

  1. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  2. 1.鎌倉のこと

    中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました! ―『春を忘るな』の周辺(7)…
  3. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
  4. 1.鎌倉のこと

    源実朝の謎(1) これが実朝の墓?
  5. 5.著作のこと

    森園知生の著作一覧
PAGE TOP