お待たせしました。拙小説『オリンポスの陰翳』が発売となりましたことを慎んでお報せ致します。2020年の東京オリンピックは来年に延期となりましたが、この小説は、今一度1964年大会を取り巻く社会をふり返り、あらためて今大会を見つめ直す物語です。
書名 :オリンポスの陰翳 (ISBNコード:978-4-434-27463-3)
出版社:湘南社
著者 :森園知生
■取り扱い書店
・全国の書店( 新型コロナウイルスによる休業影響等で書店様への配本が遅れている可能性もあります。その際は以下のネット書店でのご購入をお願いします )
・アマゾン
(Kindle版(電子書籍)はこちら)
・楽天ブックス
(電子書籍版はこちら)
・TSUTAYA
・Yahoo!ショッピング
・その他のネット書店情報は「版元ドットコム」をご覧ください。
■あらすじ
1964年の東京オリンピックで江ノ島の東浦はヨット競技会場となり、豊かな漁場は失われた。漁師一家に育った源蔵は島を出て横須賀、相模原の米軍基地を渡り歩き、やがてベトナム戦争に巻き込まれてゆく。同郷の恵子も島を出て学生生活を送る中、反戦運動、学生運動に関わって傷つく。故郷を失った二人は暗く長い旅路の果てに江ノ島を望む漁師町で再会し結ばれる。光り輝く平和の祭典も夫婦にとっては暗い過去の因縁でしかない。しかし東京2020で、オリンピック競技が再び江ノ島で行われることになり、息子の大輔は両親の心の翳を知りながらも、その祭典に光を見いだそうとする。
<関連記事>
オリンポスの陰翳(この記事からもネット書店にリンクしています)
江ノ島ヨットハーバーの今昔(小説世界の背景をご紹介しています)
東京2020に想うこと(『オリンポスの陰翳』を書くに至った動機、背景)