1.鎌倉のこと

今、鎌倉にあるお寺や神社の建物は鎌倉時代のものではありません。鎌倉時代の末期にそのほとんどは戦乱で焼失してしまったのです。でも時代の痕跡は山肌の崖地に、切り通しに、そして海辺の風景にたしかに残っています。そんな土地の記憶を訪ね歩いてみようと思います。

  1. 鎌倉の切通しシリーズ総集編

     鎌倉は三方を山に囲まれ、ー方が海という天然の要塞であると、よく言われます。その要塞の城壁の門となる道を切り開いたものが「切通し」です。でも城壁の門であれば、…

  2. 切通し(7)―名越(その2)―

    この記事は「切通し(7)―名越(その1)」からの続きです。 さて、名越(その2)では「第二ルート(ピンク色)」をご紹介します。タイトルの写真は、このル…

  3. 切通し(7)―名越(その1)―

     おまたせしました。いよいよ「切通し」シリーズの最終章「名越」です! 今回は、ご紹介したいことが多岐にわたり、本題から外れる(脱線する)場面もありますので、そ…

  4. 切通し(6)―亀ヶ谷坂―

     亀ヶ谷坂では、亀が坂を歩いている姿をよく見かけます。というポップなお話は後ほどするとして、まずは古文献に登場する「亀ヶ谷」から見てゆきたいと思います。…

  5. ―大仏坂― その2『大仏坂切通し殺人事件』

     <この記事は、切通し(5)―大仏坂― の続編です>     私は鎌倉警察署長の大仏(だいぶつ)と申します。じつは少々面倒な事件が起きまして、このまま…

  6. 切通し(5)―大仏坂―

     この「大仏坂切通し」は古文献に、その名称は登場するものの、現在「大仏隧道」の脇を通る古道(国指定史跡「大仏切通」)がそれに相当するものなのか、明確にはわかっ…

  7. 切通し(4)―巨福呂坂―

     タイトルの絵は「一遍上人聖絵」第五巻第五段、一遍上人が巨福呂坂より鎌倉へ入ろうとしたときに、武士に阻まれて入れなかったときのことを描いたものと云われ、国宝に…

  8. 切通し(3)―化粧坂―

     化粧坂と書いてケワイザカと読みます。鎌倉七口の中でも鎌倉駅からそう遠くない切通しのひとつで、鎌倉の中心部、つまり鶴岡八幡宮や鎌倉幕府のあったと考えられている…

  9. 切通し(2)の2 ―極楽寺坂とラフカディオ・ハーン―

     この切通しシリーズに、突如ラフカディオ・ハーンに登場いただきます。ハーンといえば『耳なし芳一』『雪女』などで有名な怪談(Kwaidan )の作家、小泉八雲で…

  10. 切通し(2)―極楽寺坂―

     切通しシリーズは、釈迦堂口、朝夷奈と険しい山道のうえ震災や台風の影響で通行困難なところを「自己責任」で探索してきましたが、今回は少し歩きやすいコースにしま…

  1. 1.鎌倉のこと

    鎌倉の切通しシリーズ総集編
  2. 1.鎌倉のこと

    源実朝の謎(1) これが実朝の墓?
  3. 2.江ノ島のこと

    江ノ島に架ける橋
  4. 1.鎌倉のこと

    中世鎌倉の港湾遺跡をドローンで空から撮影しました! ―『春を忘るな』の周辺(7)…
  5. 2.江ノ島のこと

    江ノ島ヨットハーバーの今昔
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