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1.鎌倉のこと
今、鎌倉にあるお寺や神社の建物は鎌倉時代のものではありません。鎌倉時代の末期にそのほとんどは戦乱で焼失してしまったのです。でも時代の痕跡は山肌の崖地に、切り通しに、そして海辺の風景にたしかに残っています。そんな土地の記憶を訪ね歩いてみようと思います。
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源実朝暗殺の謎を解く小説『春を忘るな』
1.源実朝の死の謎建保七年(1219年)一月二十七日、鎌倉幕府第三代将軍、源実朝は鶴岡八幡宮での右大臣拝賀式の最中に、甥の公暁に暗殺されたことになって…
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源実朝の謎(3) 真相の解明は……
この記事は、「源実朝の謎(2) 実朝暗殺事件の影に蠢くもの」からの続きです。■真相解明の手段は? さて、このシリーズでは実朝暗殺の真相を探る…
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源実朝の謎(2) 実朝暗殺事件の影に蠢くもの
この記事は、「源実朝の謎(1) これが実朝の墓?」からの続きです。 源実朝は、建保七年(1219年)一月二十七日、右大臣拝賀式の鶴岡八幡宮で甥の公暁…
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源実朝の謎(1) これが実朝の墓?
「ここは鎌倉五山第三位の寿福寺です。このお寺には、北条政子と鎌倉幕府第三代将軍、源実朝のお墓があります」 山門の前で、人力車のお兄さんが座席の若い男女…
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鎌倉の切通しシリーズ総集編
鎌倉は三方を山に囲まれ、ー方が海という天然の要塞であると、よく言われます。その要塞の城壁の門となる道を切り開いたものが「切通し」です。でも城壁の門であれば、…
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切通し(7)―名越(その2)―
この記事は「切通し(7)―名越(その1)」からの続きです。 さて、名越(その2)では「第二ルート(ピンク色)」をご紹介します。タイトルの写真は、このル…
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切通し(7)―名越(その1)―
おまたせしました。いよいよ「切通し」シリーズの最終章「名越」です! 今回は、ご紹介したいことが多岐にわたり、本題から外れる(脱線する)場面もありますので、そ…
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切通し(6)―亀ヶ谷坂―
亀ヶ谷坂では、亀が坂を歩いている姿をよく見かけます。というポップなお話は後ほどするとして、まずは古文献に登場する「亀ヶ谷」から見てゆきたいと思います。…
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―大仏坂― その2『大仏坂切通し殺人事件』
<この記事は、切通し(5)―大仏坂― の続編です> 私は鎌倉警察署長の大仏(だいぶつ)と申します。じつは少々面倒な事件が起きまして、このまま…
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切通し(5)―大仏坂―
この「大仏坂切通し」は古文献に、その名称は登場するものの、現在「大仏隧道」の脇を通る古道(国指定史跡「大仏切通」)がそれに相当するものなのか、明確にはわかっ…