人生で初めて趣味といえるものに出会いました。ウクレレを弾くことです。
サーフィンも小説を書くことも趣味とは言いたくありませんでした。べつにプロを目指そうなんて思っていたわけでもありません。ただ人生の一部という感覚でした。それが、体力の限界(?)からサーフィンから遠ざかり、小説を書くことに疲れたとき、ぽっかり空いた隙間を埋めてくれたのがウクレレでした。片手で持てる、本一冊くらいの重さ。いつもそばに置いて、ふと気が向いたときにちょっとだけ触ってみる。コロンとした優しい木の音。いつのまにかハマっていました。下手くそですが、自分にだけでも気持ちよく響けばいいんです。