- ホーム
- 過去の記事一覧
1.鎌倉のこと
今、鎌倉にあるお寺や神社の建物は鎌倉時代のものではありません。鎌倉時代の末期にそのほとんどは戦乱で焼失してしまったのです。でも時代の痕跡は山肌の崖地に、切り通しに、そして海辺の風景にたしかに残っています。そんな土地の記憶を訪ね歩いてみようと思います。
-
切通し(6)―亀ヶ谷坂―
「亀ヶ谷」という名の由来に想いを馳せながら歩いてみました亀ヶ谷坂(かめがやつざか)では亀が坂を歩いている姿をよく見かけます。というようなポップなお話は…
-
―大仏坂― その2『大仏坂切通し殺人事件』
<この記事は、切通し(5)―大仏坂― の続編です> 私は鎌倉警察署長の大仏(だいぶつ)と申します。じつは少々面倒な事件が起きまして、このまま…
-
切通し(5)―大仏坂―
古文献に、その名は登場すれど…… この「大仏坂切通し」は古文献に、その名称は登場するものの、現在「大仏隧道」の脇を通る古道(国指定史跡「大仏切通」)が…
-
切通し(4)―巨福呂坂―
中世の道としての巨福呂坂は、いったいどこか?まず「一遍上人聖絵」を手掛かりにしてみた タイトルの絵は「一遍上人聖絵」第五巻第五段、一遍上人が巨…
-
切通し(3)―化粧坂―
「化粧坂」という妙な名の切通し『吾妻鏡』に見える「化粧坂」 化粧坂と書いてケワイザカと読みます。鎌倉七口の中でも鎌倉駅からそう遠くない切通しの…
-
切通し(2)の2 ―極楽寺坂とラフカディオ・ハーン―
あの小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが極楽寺坂を訪れていた? この切通しシリーズに、突如ラフカディオ・ハーンに登場いただきます。ハーンといえば『耳なし…
-
切通し(2)―極楽寺坂―
今は車も通る生活道路それでも夕暮れ時になると…… 切通しシリーズは、釈迦堂口、朝夷奈と険しい山道のうえ震災や台風の影響で通行困難なところを「自…
-
切通し(1)―朝夷奈―
注記:「朝夷奈(あさいな)」の表記は文献により「朝夷名(あさいな)」「朝比奈(あさひな)」がありますが、この記事では「朝夷奈(あさいな)」に統一します。…
-
切通し No.0 -釈迦堂口-
鎌倉七口の番外ながら最も壮観な切通し■古文献に記載の少ない謎の洞門 「切り通し」シリーズのトップバッターに釈迦堂口切通しを選びました。じつは釈…
-
稲村ケ崎(3)新田義貞の鎌倉攻め
稲村ヶ崎といえば、上のキャッチ画像のように、新田義貞が断崖の上から黄金の刀剣を投げ入れたところ、たちどころに潮が引いて陸伝いに鎌倉に攻め入ったという伝説が有…